産業保健師に転職する上でのメリット・デメリット

病院で勤務する看護師とは、また異なるキャリアを歩むことになる「産業保健師」としての働き方。環境、業務内容、そして求められることもまるっきり異なるため、最初の内は戸惑うことも多いかもしれません。

そんな産業保健師になる上での、メリットだけではなく、デメリットとしてはどのようなことがあるのか、転職を検討する上では、しっかり事前に整理しておくことがやはり必要です。この記事では、「働き方や業務内容」「キャリア・年収」の 2つの視点で産業保健師への転職のメリット・デメリットをまとめて解説します。

産業保健師と看護師の違い

メリット:働き方と QOL の向上
産業保健師の最大の特徴としては、特にオフィス勤務であれば、「夜勤なし、日勤のみでの勤務形態」となっている点です。また、産業保健師であれば、平日勤務・土日祝日は休みとなるケースがほとんどです。

中には一部、土日や祝日に会社のイベントがあって、「ケガした人や、体調不良な人が出た時のために」と同行が求められるなんてケースもあったりはするようですが、それは稀です。

生活リズムが整い、プライベートの計画も立てやすいといったことで、明らかにQOLは上がると思います。特にお子さんをお持ちの方は嬉しい働き方ではないでしょうか(夜勤明けに、平日ディズニーとかはできなくなりますが)。

あとは、デスクワークや企画的な業務が多く、病院看護師のように重症患者の急変や緊急対応に追われることがなくなり、結果的に肉体的・精神的な負担は軽減するという方も多いとは思います。

デメリット:臨床ケアからの距離感、刺激の減少
一方で、産業保健師は淡々とデスクワークを行ったり、保健指導で話をする・聞くという業務がメインですので、体を動かした直接ケアといったことが減少します。結果的に、「人と直接触れ合う機会」が少なくなり、特に若手ですと「うーん…退屈かな」「やりがいをダイレクトに感じづらい」と思ってしまうこともあるかもしれません。

「医療現場での即戦力となるスキル」などを大切にしたい方にとっては、やや向きづらいキャリアにはなってしまうと思いますので、このあたりはぜひ事前に考えておくべきポイントであると思います。

キャリアや年収面から見るメリット・デメリット

メリット:年収の安定性とキャリアの多様性
産業保健師の場合、企業の正社員として雇用されることもあったりします。そうなりますと、年収や待遇が企業の規定に基づいて設定されることもあるわけです。産業保健師の平均年収は、おおよそ500〜600万円前後とされているようで、この点、同じ保健師系の職務の中では、比較的高水準と考えられます。

また、管理職や専門職としてのキャリアを積むことで、年収アップも期待できます。「管理職ポジション」なども狙うことができて、大手企業で長期キャリアを築いている人もいたりします。

逆に、未経験の場合などでありますと、試用期間があったり、嘱託契約からスタートすることもあり、最初は苦労する、ということもあります。

デメリット:採用枠の少なさと競争
産業保健師求人は、一般の臨床看護師求人に比べると数自体が少ないです。特に、人気のある企業、待遇の良い求人は倍率が高くなります。特に、産業保健師未経験の場合、さらに大変な競争を勝ち抜かなければならない、ということもあるわけです。

キャリアの最初の段階では苦労することももあり、看護師→産業保健師となった段階は、やはりある程度は待遇などよりも「キャリア、経験を積むことが大事」と割り切る必要はあると思います。

以上となります。もちろん、何事にもメリット・デメリットはあるわけで、特に「産業保健師の仕事に興味がある」という方は、デメリットがあることも承知の上で、ぜひチャレンジしてみていただければと思っています。

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